なぜニンテンドースイッチの次世代機が登場しないのか?その5つの理由。

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ニンテンドースイッチ
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ニンテンドースイッチに代わる次世代機が発表されない5つの理由

ニンテンドースイッチ

ニンテンドースイッチ(左)とニンテンドースイッチ有機ELモデル(右)

ニンテンドースイッチ(以下スイッチと呼称)は2017年に任天堂から発売された据え置き型のゲーム機だが、2022年現在、すでに発売から6年以上が経過している。

これまでもニンテンドースイッチの性能強化型の次世代機として度々「Nintendo Switch Pro」が出るのではないか?と噂されては、実際何もなかったということを繰り返している。

2015年にスイッチの開発が行われていることが、任天堂から公表された様に、任天堂はこれまで次世代機のゲーム機が開発される際には、その情報を公表をしてきたが、スイッチに代わる次世代機の情報は2022年時点ではない。

任天堂の主な据え置きゲーム機に関する以下の表を見てわかるように、歴代の任天堂のハードは、およそ4~6年の間で次世代機が発売している。

製品名発売年
ファミリーコンピュータ1983年
スーパーファミコン1990年
NINTENDO641996年
ニンテンドーゲームキューブ2001年
Wii2006年
WiiU2012年
Nintendo Switch2017年

ちなみに2021年にスイッチ有機ELモデルが登場し、グラフィックや処理などの向上はあったが、次世代機と呼べるほど性能がグレードアップしたものではない。

なぜ任天堂はスイッチの次世代機を出さないのだろうか?

それには以下の様な5つの理由があるのだ。

  • 理由①スイッチが右肩上がりで売れ続けているから
  • 理由②過去の失敗から次世代機を出すことに慎重になっているから
  • 理由③ゲーム機開発に欠かせない「半導体」が不足しているから
  • 理由④人気タイトルのソフトが現在進行形でスイッチでリリースが続いているから
  • 理由⑤スイッチ以上の次世代機の開発が急務ではないから

 

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理由①スイッチが右肩上がりで売れ続けているから

ニンテンドースイッチとWii

ニンテンドースイッチとWii(右)

スイッチの次世代機が出ない大きな理由がこれ。

2017年以降、スイッチ自体やそのソフトが売れ続けているので、急いで次世代機を出してまでリスクを取る必要がないのである。

任天堂の公式サイトによれば、2022年9月現在、スイッチのハード自体はこれまでで、約1億1400万台以上、ソフトも約9億1800本以上も売れている。

これは据え置きゲーム機で、任天堂歴代ハード最高の記録売り上げ記録を誇っていた持Wiiの1億163万台を超えていしまっていることからもそのすごさが分かる。

近いうちにWiiのソフトの売り上げ本数、9億2185万本もスイッチに抜かれてしまうだろう。

ニンテンドースイッチの売り上げ推移のグラフ

ニンテンドースイッチの売り上げ推移のグラフ

更にスイッチの売り上げ推移も、2018年には1505万、2019年1695万、2020年2103万台、2021年2800万、2022年(3月時点)で2306万台と右肩上がりで売れ続けている。

スイッチは任天堂の歴代ハードの中でも最高記録を更新し続けているのだから、次世代ハードを出すのは時期早々と考えるのが妥当である。

これに関しては任天堂の古川俊太郎社長から次世代機への言及もあり、「スイッチはライフサイクルとしては中盤であり、これを長期化していきたい」と言った旨の発言が公表されている。

このため任天堂としては、「スイッチはまだまだ成長が期待できるから注力していきたいので、次世代機は当分考えてない」という答えが出てしまっているのだ。

 

理由②過去の失敗から次世代機を出すことに慎重になっているから

3DSとWiiU

3DS(左)とWiiU(右)

任天堂のゲーム機の次世代機への移行に関して

  • ファミコン(6200万台)⇒スーパーファミコン(4900万台)
  • ゲームボーイ(1億1900万台)⇒ゲームボーイアドバンス(8100万台)

と移行に成功しているゲーム機も多くある一方で、

  • DS(1億5400万台)⇒3DS(7500万台)
  • Wii(1億163万台)⇒WiiU(1300万台)

と次世代機への移行がうまくいっていないゲーム機も存在する。

中でも、WiiUはWiiの10分の1程度の売り上げしかない大失敗となったため、ダメージも大きく、任天堂の古川社長もWiiやDSでの経験が任天堂の課題であるという旨の発言をしている。

このこともありスイッチの次世代機の発表には慎重にならざるおえないようだ。

 

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理由③ゲーム機開発に欠かせない「半導体」が不足しているから

スイッチとCPU

スイッチと、半導体が多く用いられるCPU(右)

これは現在好調に売り上げを上げているスイッチにすら影響を与えており、日本経済新聞によれば、2022年の4月から6月のスイッチの売り上げは前年比33%減の84万台となっていた。

ちなみに半導体がなぜ重要かと言うと、ゲーム機の頭脳部分を担当するCPUにそれが使われているからである。

このCPUはキャラクターの動作の処理や計算をしているため、ゲーム機開発には欠かせないものとなっている。

このことから、スイッチ自体の売り上げも半導体不足で伸ばせない状況で、売れるかわからない次世代機の開発を行うというのは、任天堂にとってリスクしかない。

(わざわざ売れているスイッチにすら供給が足りない半導体を、次世代機につぎ込むのは愚の骨頂である。)

仮に半導体不足の状態で次世代機を発表した場合、必然的に少ない量の次世代機しか発売できないことになる。

これに対して、ソフトメーカーはかなり困ることになり、ソフトを出しずらくなるのだ。

言い換えればソフトメーカーはどこまで頑張っても、ハードの出荷数次第で売り上げが決まってしまう。

それに縛られてしまうので、少数生産のハード機にソフトメーカーとしても、注力することはリスクしかなく、ソフトを出したくないということになるのだ。

 

理由④人気タイトルのソフトが現在進行形でスイッチでリリースが続いているから

スプラトゥーン3とポケモンSV

スプラトゥーン3とポケモンSV

2022年だけでも、以下の様な任天堂の人気シリーズのソフトがスイッチでリリースされ続けている。

  • 7月はゼノブレイド3
  • 9月はスプラトゥーン3
  • 10月はベヨネッタ3
  • 11月はポケットモンスター スカーレット・バイオレット
  • 2023年はブレスオブワイルドの続編

理由①で任天堂からもスイッチに注力したいとアナウンスがあるように、次世代機の発表は当分先になる可能性が高いといえよう。

例えば、ブレオブの続編が次世代機で出て、スイッチに互換性を持たせるという可能性もあるが、それでも人気ソフトの発表は影響が大きいので、その可能性は高くないだろう。

 

理由⑤スイッチ以上の次世代機の開発が急務ではないから

どうぶつの森とスマブラ

どうぶつの森とスマブラ

上記で述べたような理由に加え、ゲームでスイッチの性能以上が必要なゲームジャンルと言えば、グラフィックの描写や、コンマ単位での動作が求められることの多い、オープンワールドのゲームぐらいである。

しかし、スイッチの人気の上位のソフトとしては、2021年時点で

  • あつまれどうぶつの森、約670万本
  • 大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL、約420万本
  • ポケモンソード・シールド、約400万本
  • スプラトゥーン2、約380万本
  • マリオカート8 デラックス、約380万

とオープンワールド系のゲームは一切入っていない。

任天堂の経営戦略として、ゲームのライト層に向けてのゲームサービス提供が主であるため、ヘビーユーザーの多いオープンワールド系のゲームはそもそも狙いではないのがその理由である。

もちろんスイッチの性能向上自体は行うのが望ましいのだが、任天堂にとっては急務とまでは言えないのが実情なのである。

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まとめ

スイッチの次世代機が発表されないのは以下の様な理由からである。

  • スイッチが発売以来順調に売り上げている事で、任天堂としても人気コンテンツなどを投入して長期的に成長させていきたいという考えがある事
  • 売り上げが伸びているスイッチを捨ててまで、WiiUの様な次世代機発表での失敗のリスクを負いたくないこと
  • 半導体不足によって次世代機開発を行う余裕はないこと
  • 任天堂の経営戦略的に現時点でスイッチ以上の高性能なゲームを作る必要がないこと

これからもスイッチは成長を続けていくだろうし、次世代機の登場が必要に差し迫れば、きっと任天堂なら素晴らしいゲームハードを我々に披露してくれるのではないだろうか?

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