ポケモンの都市伝説
①ミュウツーの生みの親の正体
ミュウツーは絶滅したとされるミュウの遺伝子を研究して作られた人工生命体である。その生みの親は長年議論されてきたが、最も有力な説はフジ老人だと言われている。
フジ老人は、シオンタウンのポケモンハウスに住む心優しい老人で、ゲーム中ではロケット団に捕まるが、主人公に助けられる。
彼の正体については、グレンタウンのポケモン屋敷に残されたフジ博士の日記に、ミュウツーの誕生とその制御不能な強さについて記されていることから、フジ博士がミュウツーを作ったと推測されている。
②伝説の三犬の正体
エンテイ、ライコウ、スイクンの3匹は、かつてブースター、サンダース、シャワーズであったという説がある。
この説の根拠として、ライコウとサンダースの能力値が似ていること、そしてジョウト地方で約150年前に起きた「金の塔」の大火事が挙げられる。
この火事で命を落とした3匹のポケモンが、ホウオウによってエンテイ、ライコウ、スイクンとして蘇ったとされている。
③アルセウスの正体
アルセウスは宇宙を創造した神のポケモンとされているが、その正体は「ダイヤモンド・パール」の悪の組織ギンガ団のボス、アカギだと言われている。
アカギはディアルガとパルキアの力を使って新たな世界を創造しようとしたが、時空間に飲み込まれて行方不明となった。
アルセウスの図鑑説明文にある「何もない場所にあった卵の中から姿を現し世界を生み出した」という記述が、時空間に飛び込んだアカギがポケモンとなり、新たな世界を創造したという筋書きに繋がるとされている。
④パラセクトの正体
キノコポケモンのパラセクトは、その頭上に生えているキノコに操られているという説がある。
パラスがパラセクトに進化するとキノコが大きく成長し、本体である虫は死んでしまうとされている。
パラセクトの図鑑説明文には「虫の体より大きくなったキノコの意思で活動する」と記されており、キノコに主導権があるかのように描かれている。
また、パラセクトの目が白くなることや、名前の由来が「寄生虫」を意味する「パラサイト」と「昆虫」を意味する「インセクト」の組み合わせであることも、この説を裏付けている。
⑤ミカルゲの正体
ミカルゲには、人柱にされた囚人たちの魂でできた元人間ではないかという恐ろしい都市伝説がある。
ミカルゲの図鑑説明には「108個の魂が集まって生まれたポケモン」「要石のひび割れに繋がれ、500年前に悪さをしたため要石に体を繋ぎ止められた」とある。
ミカルゲが出現するズイタウンが北海道の北見市と一致し、北見市にある城門トンネルが心霊スポットとして有名で、建設工事で多くの死者が出たり、囚人が人柱として埋められたという噂があることが、この説の根拠とされている。
⑥テッカグヤのマジギレ
ウルトラビーストのテッカグヤは、アニメシリーズで人間にマジギレしていたという説がある。
テッカグヤがアローラ地方を去る際に見せた不気味な笑顔がその根拠とされており、設定資料集の怒りの表情と類似していることが指摘されている。
⑦タイプ:ヌルとシルヴァディの正体
タイプ:ヌルとその進化系シルヴァディは、もとはヨーテリーであったという都市伝説がある。
アニメでリーリエの幼少期に撮影された写真に、幼いリーリエとドレディア、ヨーテリーが写っていることが発端である。
タイプ:ヌルはエーテル財団の実験によって作られた人工生命体で、犬をベースに様々な生物のパーツを持つキメラのような見た目をしている。
シルヴァディの種族値が全て95であることから、「5+9=14」という数字を導き出し、イッシュ地方の図鑑番号14番がヨーテリーの最終進化系であるムーランドであるという偶然の一致が、この説を後押ししている。
⑧アンノーンの存在が示す未来
アンノーンの存在が、ポケモン世界は現代の遠い未来を描いているという都市伝説がある。
アンノーンの図鑑説明に「古代の文字にそっくりなポケモン」とあり、現在の世界標準言語である英語のアルファベットと似ていることから、ポケモン世界ではアルファベットが古代の文字として認識されているという仮説が生まれている。
この説が正しければ、ポケモンたちは現代に存在する動物たちが進化した姿であるという説も派生する。
⑨ゲノセクトと9.11事件
ゲノセクトは、9.11事件と関係があるという都市伝説がある。
ゲノセクトがレベルアップで覚える技、特にレベル11で「ロックオン」、レベル77で「自爆」を覚えることが根拠とされている。
9.11事件でハイジャックされた飛行機の番号が11番、事件が起こった日が11日、そしてアメリカン航空77便が関与したことから、これらの数字と技が事件を暗示しているとされている。
また、ゲノセクトの名前が「ゲノム」と「インセクト」を組み合わせたものであることや、映画「神速のゲノセクト ミュウツー覚醒」の舞台である「ニュートークシティ」がニューヨークをモデルにしていることも、この説を補強している。
⑩プルリルの正体
プルリルには、水子の霊であるという裏設定があるという都市伝説がある。
プルリルの図鑑説明には「ベールのような手足を巻き付けしびれさせると8000mの深海に連れ込んで殺す」という恐ろしい一文がある。
水子とは中絶や流産で亡くなった赤子のことで、プルリルが「浮遊ポケモン」に分類されていること、ゴーストタイプであること、そして見た目が人間に見えることがこの説の根拠とされている。
⑪ミミッキュの正体
ミミッキュの正体はポリゴンであるという都市伝説がある。
ミミッキュの図鑑説明には「正体不明」「中身を見た学者が恐怖のあまりショック死した」とあり、正体が隠されている異質な存在であることが示唆されている。
アニメ「ポケモン」でミミッキュがピカチュウを恨んでいることが明かされたことから、かつてアニメで放送され、多くの視聴者を病院送りにした「ポリゴンショック」事件が関係しているとされている。
この事件はピカチュウの技が原因であったが、ポリゴンの名前が事件名に使われたことでポリゴンが原因と誤解され、以降アニメに登場できなくなった。
このことから、アニメに出られなくなったポリゴンが布をかぶってミミッキュとして登場するようになった、という説が生まれた。
⑫サファリゾーンの透明人間
初代ポケモン「赤・緑」のサファリゾーンでは、透明人間と会話ができたという現象がある。サファリゾーンの休憩所の左下にある椅子に話しかけることで、透明人間と「僕もポケモン捕まえたい」「はしゃぎすぎて疲れちゃった」といった会話ができる。
この現象はバグだとされているが、透明人間(幽霊)だからこそポケモンを捕まえることができないという解釈もできる。
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まとめ
以上がポケモンの都市伝説である。無論都市伝説故にデマや推測、根拠のないものもあるかもしれないが、その逆も……信じるも信じないもあなた次第である。
参照リンク:https://www.youtube.com/watch?v=KXeedIc1Udo

